「抹茶が認知機能と睡眠の質を改善する可能性」―軽度認知障害(MCI)と主観的認知機能低下(SCD)の高齢者を対象にした臨床試験の結果が学術雑誌PLOS ONEに掲載されました

当社、筑波大学、メモリークリニックとりで、株式会社伊藤園による共同研究

当社は、筑波大学、メモリークリニックとりで、株式会社伊藤園と共同で、軽度認知障害(MCI)と主観的認知機能低下(SCD)の高齢者を対象に、抹茶の継続摂取による社会的認知機能(顔表情からの感情知覚)や睡眠の質がどう変化するかを調査しました。この共同研究成果が8月30日、国際的に著名な学術誌PLOS ONEに掲載されました。

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社会的認知機能は、日常生活や社会活動において非常に重要な要素であり、DSM-5(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorder;精神疾患の診断・統計マニュアル第5版/米国精神医学会発行)では認知症診断基準にも含まれています。またこの研究では、抹茶に含まれるカフェインが、睡眠の質に悪影響を与えるどころか、むしろ改善傾向が見られたことが確認されました。睡眠の質の維持は認知機能の維持につながることが期待されるため、抹茶が認知機能低下を防ぐための手軽で有効な方法であることが示唆されました。

この研究から、抹茶が認知機能低下を予防するのに効果的であることが判明し、日常的に抹茶を飲む習慣が簡単に実践できる認知症予防策として有効であることが明らかになりました。当社はこの研究結果を通じて、お茶を日常生活に取り入れることの重要性を広く訴えていきたいと考えています。

■研究結果のリンク
Uchida K. et al., Effect of matcha green tea on cognitive functions and sleep quality in older adults with cognitive decline: A randomized controlled study over 12 months.
PLOS ONE|Published: 30 August 2024

■本件に関するお問い合わせ先
TEL:03‐6824‐4034   MAIL:kouhou@mcbi.co.jp

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